受託開発の極意[22]
中国への往来、また、中国国内移動の飛行機で読みました。
いい本だなぁと思う。なんというか「そうそう、そうそうなんだよ」と首肯できる内容ばかりである。とくに今は案件を抱えているわけではなく、サポート的に他のメンバーのプロジェクトを見ている立場なので今後こういうことに気をつけないとなぁと思いながら読むことができた。もし自分がプロジェクトにどっぷりつかっている時に読むと「そうはいってもそんなことは絵に描いたもちでできるわけがない」と思ってしまう。
私自身が著者と同じような立場であるし、開発が好きだけど会社はPMをさせたがるというところも同じなので、非常に身にしみたというところもある。
次に、これらの問題を調査し、本来ならどのテストで発見されるべきであったかを調べました。
すると、約97%は単体テストで発見できる問題でした。
http://d.hatena.ne.jp/n-kizashi/20080706#1215354185 にも書いたが、私のまわりのプロジェクトでは単体テストが弱い。結合テストが長引くのはある意味で当たり前なのだ。これは課題だと考えているが「JUnitって何ですか?」というプロパーがわんさかいる状態では、課題のまま終わりそうな気もする。
今後、自分自身が案件を担当することになったらもう一度読み返す必要があると感じた一冊。
オフショア先のプロジェクト管理がしっかりしていることを見たあとで読んだのもまたいいエッセンスとなった。
受託開発の極意―変化はあなたから始まる。現場から学ぶ実践手法 (WEB+DB PRESS plusシリーズ)
- 作者: 岡島幸男,四六
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2008/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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