インシテミル 7日間のデス・ゲーム [10]
原作は読んでいたので見てみた。
うーん・・・。評価がむずかしい。
いいところは、原作では曖昧だったオチを、ちゃんと落としどころをもってきたというところ。原作のままでは映画を見たひとは不満続出になったはず。なので、ここは評価できると思う。このオチがいいかどうかは別として。
わるいところは、テンポが悪い。モタモタしてるわけではなく、尺のわりに、話をすすむので、ホイホイと話が進んでしまい、原作を読んでない人は話についていけないだろう。読んでいたって違和感を感じる。
そして、みんな簡単に人を殺してしまうのだ。「追い込まれて」とか「やむにやまれぬ動機があって」とか「暗鬼館の異常な雰囲気に飲み込まれて」というのでもない。もしそうなのであれば、状況設定や雰囲気作りがまったくできてない。
あと、重厚な建物という雰囲気にしたいのだろうが、セットがしょぼすぎる。スチロール感がばりばりなのだ。
それと、みんな演技が下手じゃない? 文化祭を見てるような感じになった。まあその中でも藤原竜也はうまいなと思ったけど。武田真治も異様な雰囲気を出そうと必死で、逆に寒く見えるというか。平山あやの演技は・・・なにもいうまい。
- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2011/02/23
- メディア: DVD
- クリック: 143回
- この商品を含むブログ (79件) を見る