魍魎の匣[30][再]

おもわず再読(といっても4〜5回読んでいるが)してしまった。
分厚いので時間がかかった。

京極堂シリーズはひととおり読んでいるが、雰囲気といいストーリーといいやはりこの「魍魎の匣」が一番ではなかろうか。

心にひっかかるフレーズはたくさんあるのだけど、ひとつだけ引用。

学校で学んで来るものは凡て劣等感で、頼子は毎日傷つくために予習をし、その日受けた傷を持ち帰って復習した。

こういう表現がをできるのが作家だなぁって思った。

さてそろそろ積読をつぶしていこうか。

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)

文庫版 魍魎の匣 (講談社文庫)