魍魎の匣[30][再]
おもわず再読(といっても4〜5回読んでいるが)してしまった。
分厚いので時間がかかった。
京極堂シリーズはひととおり読んでいるが、雰囲気といいストーリーといいやはりこの「魍魎の匣」が一番ではなかろうか。
心にひっかかるフレーズはたくさんあるのだけど、ひとつだけ引用。
学校で学んで来るものは凡て劣等感で、頼子は毎日傷つくために予習をし、その日受けた傷を持ち帰って復習した。
こういう表現がをできるのが作家だなぁって思った。
さてそろそろ積読をつぶしていこうか。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/09/08
- メディア: 文庫
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