それでも僕はやってない

ひさしぶりの邦画。
痴漢に間違えられて、逮捕され、起訴された青年の話。

よくできてる。リアルだ。

そして自分の立場で考えると怖いなって思う。
ふつうに「キャー、痴漢!」と指を刺されて、「してない、ぼくじゃない」と本当のことを言ったところで、まわりには言い訳にしか聞こえないだろう。映画の中でも出てきたセリフだけど「やってないことを証明するのは難しい」。というか論理的にできないのではないか。

何を言っても嘘と言われる。
「お前がやったんだろ?」と繰り返される。

時間が経てば、目撃者や被害者(原告)の記憶だってあいまいになる。
自分の記憶だってあいまいになる。

そして記憶というのは、本人の都合のいいように改ざんされていく。

ああこわ。

再観賞あわせて、これで24本目。

それでもボクはやってない スタンダード・エディション [DVD]

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